つたわる設計について

たけうち ようこ
ディレクション・デザイン・コピーライティング
Direction / Design / Copywriting
中小企業や個人事業主のための、
ホームページ制作とブランド設計の支援をしています。
大手住宅関連メーカー(7年)+設計事務所(5年)で
Webサイトやカタログ、DMなど販促ツール全般の制作ディレクションを300件以上担当。
情報の整理力と、強みや想いを引き出すヒアリングに定評があります。
できること
ビジュアル制作だけでなく、言葉・構造・導線まで一貫して整えることを得意としています。
- コンセプト設計/ブランドピラミッドの言語化
- ホームページ/LPの構成・ライティング・制作ディレクション
- キャッチコピー・ステートメント作成
- 情報整理・導線設計
- デザイン制作(一部自社対応/外部パートナー連携)
- 写真・動画の撮影ディレクション など
○ 岐阜県出身・湘南在住・3児の母
○ 名古屋大学 工学部 社会環境工学科 建築学コース卒業
○ 写真・自然・焼き物・アート・建築が好き
インボイス登録済み事業者
WHY
なぜ「つたえ方の設計」に
たどり着いたのか?
Why I design ways to
make it resonate.
大手メーカーで働いていた頃は、
商品もある程度認知されていて、販路も整っていたので、
販促ツールをつくれば、自然と反響がありました。
でも、転職した設計事務所では、
同じやり方が通用しませんでした。
──なぜ?
それは「伝えるための土台」がなかったからです。
多くの中小企業や個人事業主には、
その会社・その人ならではの強みや想いがあります。
でも、それがうまく言葉になっていなかったり、構造化されていないことがほとんど。
この状態では、どんなに見た目を整えても反応につながらない。
表現だけでは、届かない。
私はずっと考えてきました。
どうすれば、“その人らしさ”が伝わるのか?
どうすれば、想いがきちんと成果につながるのか?
たどり着いたのは、ただ作るのではなく、
“設計する”という考え方でした。
「何をどう伝えるべきか?」を一緒に掘り下げ、
コンセプトや構造を整え、それを表現に落とし込んでいく。
それが、“つたわる設計”の仕事です。
「言葉にできていなかった想いが整理できた」
「自分の価値が見えて、自信が持てた」
「会社の方向性が明確になった」
そんな声をいただくたびに、
この仕事の意味をあらためて実感しています。
中には、感極まって涙を流される方もいます。
それはきっと、
単に「伝えるための言葉」ではなく、
自分の中にあった“本当に表現したかった言葉”が見つかったから。
自分でもうまく言えなかったことが、
はじめて言葉になったときの、静かな感動。
私が届けたいのは、
そういう“芯から伝えられる実感”です。
つたえることは、決して簡単じゃない。
でもだからこそ、一緒に言葉を探し、かたちにしていくプロセスを、
私は大切にしています。
HISTORY
つたわる設計ができるまで
ブロック遊びや絵を描くことに夢中だった幼少期。家では棚や引き出しを整理して
「どうすれば見た目がすっきりし、使いやすいか」を自然と考えていた。
この頃の感覚が“情報設計”の原点。
自画像を描く美術課題で、全国特選に選ばれる。
上手な絵というよりも、「感じたものを表現したい」という衝動に突き動かされて無心で描いた絵だった。
この時の「内側から湧き上がる想いが、人の心に響く」という実感は、今の仕事にも深くつながっている。
美大を志すも「絵では勝負できない」と悟り、建築学科へ進学。
構造や設備の授業にはまったく興味を持てなかったが、設計課題だけは夢中になって取り組んだ。
「敷地条件や制約を整理し、コンセプトを立て、最適な形に落とし込む」というプロセスに没頭する。
建築系メーカーでマーケティングや販促ツール制作に携わる。
実務を通して「売るための仕組み」「ターゲットごとの伝え方」「コンセプトと表現の一貫性」を肌で学ぶ。
日本トップのデザイン会社の本質的な提案に衝撃を受け、“伝える”ことの本当の意味を考えるようになる。
理念や世界観は素晴らしい会社でも、集客につながらない現実に直面。
デザインや表現だけでは届かない壁を感じる中、
経営者の言葉を丁寧に届けるDM(ニュースレター)で反響が生まれる。
この経験から、想い×仕組みの重要性や、「ブランディングの軸は、経営者の言葉であること」を確信する。
多くの回り道を経て、“伝えることを設計する”現在のスタイルへ。
その会社や人の本質を丁寧に見極め、伝わるコンセプトや構造を組み立て、表現に落とし込む──
感覚と論理、想いと成果の両立を大切に、ホームページ制作やブランド設計、マーケ支援を行っている。